桝形5代目…

Boss猿

2011年09月21日 13:07

日本料理浜松桝形は以前は天ぷら屋で有名だったそうです。
今の肴町通りに江間殿小路と言う路地がありました。



隣にあった尾張屋漬物店が映画監督でした木下恵介氏の生家だと聞いております。

桝形創業100年の記念式典には出席していただき、貴重なお話を聞くことができました。






この時に僕が桝形の4代目として宣言したんです。。。

祖父猪佐夫(僕は見たことありません)が引き継ぎ二代目として発展させ、親父東洋雄

東京銀座の関西割烹新太炉へ修業に出しました。。。

僕も父と同じお店で修業を積んで1998年まで桝形で働いていました。

わけあって桝形を辞めてから【和風創作ダイニング凡猿】を始めました。

2001年にスタートして一生懸命頑張ってきたつもりです…

父が他界し目の前が真っ暗になり、何度か辞めようかとも思いました…

あれから4年が経ち、先の見えない経済の不安に直面していささか目標を

失いかけています…あの頃の目標は「浜松で一番になってやる!」だったかなぁ?

今は「絶対に桝形を次の代に繋げたい!」です。



写真は長男です、最近手伝いに来てます…

来年の春、高校卒業後に修業に行く予定です。

親孝行息子です!まだ分かりませんが…



浜松繁華街の衰退は止まりません、

何とかもう一度浜松の中心街が人で賑わう事を、

そして皆が笑って過ごせる時代が来ることを、

やっと本気で考えるようになったかな…

時間はかかると思うけど僕らの世代で食い止めないと…


インターネット上では莫大な情報量が溢れています。もはや生活のツールとして

利用できない世代は完全に化石化しています…

ネットでの口コミでお客様が来るのが今の現状、便利には違いないけど

情報発信出来ないお店は苦戦する時代にいかにネットを活用するか…

だけど桝形は接待のお客様が多く、必要以上の情報は逆にNGです。

やはり人と人の繋がりや人間としての思いやりを肌で感じ

店とお客様との信頼関係が成り立つのが本当の店づくりではないでしょうか?

美食の時代、一期一会の気持を大事にし、更に料理道に精進して5代目に繋げたい…

桝形再生と浜松の街中活性化を真剣に取り組んでいこうと思っています!

関連記事